| 目的 | 事実や物事の仕組みをありのままに記述しているもの。筆者自身の感情は書き込まれません。 |
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| 構造 | 一般論(世間で普通だと思われていること) ↔ 筆者が示したい事実 |
| 具体例 |
「アリの行列について」 一般論アリはただ仲間の後をついていくだけだと思われがちである。 ↓ 事実実際には、化学物質を地面に付着させ、それを触覚で感知して進む高度な仕組みがある。 |
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▼ 読解の着眼点 「実は」「実際には」「ところが」といった言葉に注目し、その直後にある筆者が説明したい事実の部分に線を引いて確認しましょう。 |
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| 目的 | 特定の題材について、筆者が自分の考えを筋道立てて述べ、読み手を納得させようとする文章です。 |
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| 構造 | 問題提起 ➡ 具体的な理由 ➡ 筆者の主張 |
| 具体例 |
「便利な社会と人間の能力について」 問題提起スマートフォンが普及し、何でもすぐに調べられるようになった。 ↓ (理由:調べる労力が減り、自分の頭で考える時間が削られている) 主張深く考える機会が失われており、立ち止まって考える習慣を取り戻すべきである。 |
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▼ 読解の着眼点 「しかし」「だが」といった逆接の接続語のあとに続く筆者の主張(結論)の部分を正確に見つけ、線を引くことが大切です。 |
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| 目的 | 事実の解説を基本としながら、そこに筆者の感想や発見が混ざり合っている文章です。 |
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| 構造 | 事実の観察 + 筆者の気づき・感想 |
| 具体例 |
「日本の伝統的な色について」 事実日本では古来から、植物の名前を冠した複雑な色名が使われてきた。 ↓ 感想四季の変化に敏感だった先人たちの感性に触れると、現代の生活がいかに無機質であるかを感じ、襟を正す思いがする。 |
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▼ 読解の着眼点 詳しい事実説明のあとに続く、筆者独自の心情を表す言葉(「~と感じる」「~と思う」など)が使われている部分に印をつけましょう。 |
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| 目的 | 登場人物が設定され、場面の変化や出来事を通じてその人の心の動きが描かれる文章です。 |
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| 構造 | きっかけの事件 ➡ 葛藤・悩み ➡ 心情の変化 |
| 具体例 |
「転校生との友情」 事件クラスになじめない転校生と一緒に、学級新聞の係をすることになった。 ↓ (悩み:最初は面倒で、相手を避けるような態度をとってしまう葛藤) 変化相手の良さを知るうちに、偏見を持っていた自分を恥じるようになり、最後には友人になった。 |
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▼ 読解の着眼点 大きな出来事(きっかけ)が起きた直後にある、人物の気持ちを表す言葉や動作(「うつむく」「駆け出す」など)に注目しましょう。 |
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| 目的 | 日常の出来事や実体験をきっかけに、その時々に感じたことや考えを自由に表現する文章です。 |
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| 構造 | 身近な体験 ➡ そこから引き出された感想 |
| 具体例 |
「雨の日の散歩」 体験お気に入りの靴を濡らしながら、あえて雨の日に公園を歩いてみた。 ↓ 感想普段聞き逃している雨音や土の匂いに気づき、効率を求める毎日の中で、何もしない時間の豊かさを再確認した。 |
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▼ 読解の着眼点 具体的なエピソードの記述が終わる箇所で、筆者がその体験から何を学び、どう考えたかをまとめている言葉を探して線を引きます。 |
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| 目的 | 自分の実体験を物語のように記述し、そこから得た教訓や自分の考えを伝える文章です。 |
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| 構造 | 実体験(過去の話) ➡ 現在の考え |
| 具体例 |
「祖父との約束」 実体験子供の頃、祖父と山登りをした際、足が痛くて泣いた私に、祖父は「一歩ずつ進めば必ず頂上に着く」と語りかけた。 ↓ 現在の考え大人になり困難に直面した今、あの言葉が単なる励ましではなく人生の真理であったことを深く理解している。 |
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▼ 読解の着眼点 過去の回想場面から現在の筆者の視点(「今にして思えば」「今ならわかる」など)に切り替わる部分を注意深く見極めましょう。 |
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